歯列矯正のメリット・デメリット

歯列矯正のメリット・デメリット

歯列矯正は、歯列の不正を治す治療法ですが、その治療法は多岐にわたり、患者さんの症状や状態によって、もたらされる影響も大きく異なってきます。
そこで、このページでは一般的な歯列矯正におけるメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

 

歯列矯正のメリット
1、 咀嚼能率が上がる
歯は咀嚼器官の一つです。その歯の上下の咬み合わせや、顎の動きに悪影響を与える状態を改善することで、咀嚼機能を向上させる、顎を正常に発達させるなどの効果が期待できます。

 

2、 見た目が良くなる
歯の並びが改善することで、口元のコンプレックスが解消される、思い切った笑顔が作れるなど、様々な心理的影響が期待できます。

 

3、 プラークコントロールがやりやすくなる
歯並びが良くなることで効果的な歯磨きができるようになり、虫歯・歯周病・歯肉炎などへの罹患リスクが低下します。

 

4、 呼吸環境が改善する
歯並びが改善することで、口呼吸の弊害が解消され、健康な呼吸環境を得られます。

 

歯列矯正のデメリット

 

1、 時間、費用がかかる
歯列矯正には高額の治療費と、長期間の治療期間がつきものです。
医療費控除が受けられるケースが多い反面、多くの場合健康保険が適応外となるため、ある程度の資金を用意した上で治療に臨む必要があります。また「治療期間+保定期間」が必要となり、2〜6年程度、矯正装置や保定装置を装着する覚悟がいります。

 

2、 見た目が悪くなる
治療法や選択した装置によっては、口元の見た目が著しく悪くなるため、思い切り笑えない、人と会話する際にコンプレックスを感じるといった問題が出てきます。

 

3、 歯肉退縮の可能性がある
適切な装置を用いていても、歯周組織や不正咬合の状態によっては歯周退縮がおき、歯茎が下がるなどのトラブルが起きる可能性があります。

 

4,歯根吸収のリスクがある
歯列矯正は、歯に矯正力を加えて歯根の周辺に骨改造現象を起こして治療を行います。
しかしこの際、歯根吸収(歯根のセメント質や象牙質が溶け、歯が抜けやすくなる状態)が起きるリスクがあります。
万が一、重度の歯根吸収が起きた場合は、矯正治療を中止するだけでなく、歯の固定・連結などの対処が必要となります。